空に託す想い~叶多*空夏~

3.交わることのない道




そして現在……






「もともと、あんたが海風のトップだって知ってたの。

共同戦はって、あんた達の弱点を探してから潰す計画だった。

でも、もうそんな悠長なこといってられそうにないようだね」






そうだったんだ。


全部計画………?




でも、あのときとかは?


風花まだ何か隠してる………





突き止めないと、事実を







「それがほんとの風花の気持ち?

私の横で笑いながらそんなこと考えてたの?

私が一人で流星に喧嘩仕掛けたときに私のことビンタしたよね?

その時もそんなこと考えてたの?」









「そうだよ。

あんたのこと親友って思ったことなんか一度も








バシッ







「それ以上はもう言うな!」







海斗?


海斗が風花に怒鳴ってしかもビンタした……







「確かに初めはそうゆうつもりで近づいたのは確かだ。空夏さんごめんなさい。

でも、これだけは信じてください。

すぐに風花さんは空夏さんのこと友達だって、親友だって思ってました」








そっか。


ありがとう海斗



でもね………




いくら海斗からそんな話聞いても風花から聞かないと意味ないから










「風花、さっき海斗がいったことはほんと?」









「……」








「ねぇ、風花!!!」









「ほんとだよ。

だんだん空夏が大事になっていった。

気づいたら本気で笑ったり、心配してた。

親友だって思ってた……」











ありがとう風花


でも、ごめんね?









「それが事実?

もうなにも隠してない?」









頷いた風花を見て、私は海風の皆に声をかける








「空風を潰せ」








「なんで!?」








「なんでですか!」








「海斗、風花。

私はあなた達二人を許せない。

だから、ここで潰します」











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