美しい翼を持った飛べない天使
俺の部屋には風呂から上がって

まだ髪が濡れてる美翼がいる。

一応俺はソファで寝ると言ったが

「何か疚しい(やましい)ことが

あるのか」と言われたので結局

俺の部屋を共有している。

「美翼風邪引くよ」

「陰吏こそ」

「俺は風呂から出たばっかだから、

ドライヤー取ってくる」

「あ、宜しく」

ん?

青太郎から電話。

「何、青太郎」

『美翼は?』

「俺ん家にいるけど」

『は!?遂にそんな関係…』

「違う、兄貴目当てだよ」

『襲うなよ?説明のしようが…』

「美翼と話せ、変なこと言うな」

美翼に電話を押し付け部屋を出る。

『俺、なんか変なこと言った?』


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