「おい、小鳥遊。」

でた。熱血体育教師の松村


体育着のジャージのままでいつも日常を過ごしているダラけた野郎だ。

体育教師なんだからそのいがぐり頭を何とかしたらどうなんだろう。



私は笑顔で「嫌です。」と答えた。

どうせ「やっぱりバレー部に入ってくれ。お前なら大会もラクラクだ」

とか言い出すんだろう。
お断りだ。


とか思ってたら案外違ったみたい。



「いや、今日は部活の勧誘じゃないぞ。よく聞け。隣の席の黄岾が今日休んでるだろ。」



あぁ、そういえば今日はいないからどうしたのかと・・

「はい。」




「悪いが放課後にプリントを届けてやってくれないか?」



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