棄てられた女、狂女と化す
自分の意のまま生きつづける

あいつの高笑いが聞こえてくる。

考えるだけで、いかりがこみ上げ…

わたしの両拳に力がはいる。


ほんとに、神様がいるのなら

あいつを消して…

わたしの中からも、

この世からも、

存在自体をなかったことにして欲しい。


それができないなら、

天罰を与えて…

生きたまま、

一生ずっと苦しむような罰を。


でも、

神様なんかいないか。

だから…

今の狂ったわたしがいるんだよね。
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