棄てられた女、狂女と化す
わたしはフラフラになりながら、

携帯を手にとり、警察に電話する。


「助けて。こ、殺される…」

彼の顔は強ばっていた。

まるで悪夢を見てるようだったろう。

でも…

今からすべてが現実ってわかるから、

安心して。


ライターについてるのは…

あなたの指紋だけ。

警察にちゃんと手紙も出したから。

あなたにストーカーされてるって。
< 50 / 58 >

この作品をシェア

pagetop