ピエロ-私と中年男の記録-
会話
「足、痛くないか??元気か??」

「うん。全然痛くないし、元気。」

相変わらず私は強がった。

そして


おっさんが、心配して電話かけてきたわ。


と、鼻で笑う気分だった。

「ほな、お母さんに代わるよ。」

「あ、あぁ。頑張れよ。」


イラッとした。


何様よ。頑張るって何をな。治療か。イライラさせやがって。


顔に出して母に受話器を押し付けた。


「えっ…。」


母の顔が引きつった。

母はため息をついて、また、おっさんと話し始めた。



私は自分の部屋に行き、




おっさん、ウザイ。一言多いんよ。ウザすぎる。


何度もそう思った。
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