クールプリンスはあたしの旦那



なんとなく、嫌な予感がした。


だけど、

颯汰さんがお世話になっている会社の社長。


あたしのせいで関係が悪化したら、
足でまといもいいところって話になる。


だから、あたしは頷いて車に乗った。


「ホテルまで頼むよ」


ホテル?


「あの…」


「今、ホテルにいるんだ。仕事の関係でね」


あ、そういうことか。


勘違いをした自分が恥ずかしくてつい窓の外を見て顔が赤いのをバレないようにした。



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