クールプリンスはあたしの旦那



──カラカラ


ゆっくりとドアが開く音がしてそっちを見た。


「…藍佳?」


そこには藍佳の姿。


嘘だと思った。


夢なんじゃないかって。


「颯汰さん」


「…会いたかった」


そう言うと、すごく驚いた顔をしてすぐに寂しそうに笑った。



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