クールプリンスはあたしの旦那



言わなくちゃいけない。


誤解であることを。


絶対に言わなきゃいけない。


それじゃなきゃ、何も変わらない。


「なんですか?」


「唯子とのことだけど」


「…」


「あいつとは「イヤだっ!」


急に耳をふさいで立ち上がった。


「聞きたくない。聞きたく…」


そのまま、藍佳は倒れた。



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