クールプリンスはあたしの旦那



あたしは目線を合わせないようにうつむいた。


こんな姿見られたくない。


恥ずかしくて顔も上げられない。


「あ…」


そう、声を隣で漏らす。


「なに?真澄?」


「バレたっぽいよ?」


反射的にバッと顔を上げると、ばっちり颯汰さんと目があった。



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