俺様で、先輩で…



もう、

平然とした態度じゃいられない。


あたしといたって


良いことなんてないんだって。


先輩の腕を振り払うように


自分の腕を降ってみても離れる気配なし。


触られた腕が熱くてイライラする。




「離してよ!! あたしは、先輩とは一緒にいられるような人じゃないの!!わかってよ!!!!」




ヒステリックなあたしの声が


屋上に響く。


それでも離そうとしない。



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