涙、、
出会い、
中学2年・・

中学生活も、そろそろ飽きた・・

と思ってるのは、私、杉本梨紗。

「梨紗~飯食べよん」

【飯】なんて言葉を使っている女の子。

それは、水野彩。

彩は、結構男の子には評判があって、

私とは正反対。

私は、結構女の子に人気がある方なのだ。

まあ、自分でいうのもおかしいけど、

よく言われる、というのは事実だ。

でも、彩は私の親友。

親友でも、私は、彩がうらやましかった。

彩は、付き合っている人がいて、

よく、その人の話をする。

付き合っている人の名前は、

この学校でも、おちゃらけキャラとして入っている、

塚本悠。

軽い奴だが、女の子に、結構モテるのだ。


まあ、私の好みじゃないけど。

うらやましいのは、恋をしていること。

私の【恋】なんて、ただの遊びと一緒だからだ。

本物の恋なんてしたことがない。

中2になって、まだ彼氏ができていないことに、

私はため息をつく。




「梨紗、今日ね、悠と遊ぶ約束してるんだけど、
 梨紗も来ない?悠の友達もいるんだけど!!」

彩が私に嬉しそーに誘ってきた。

悠の友達・・?

期待はできなかった。

悠の友達も、悠と同じ性格だと、思ったから。

でも、それは、全然違かった。

「オッケー」

一応、行ってみよう。

どんな人かは、わからないし。

「んじゃ、今日の7時駅集合ってことで」

おそっ何時に帰るの!?

そう思ったけれど、ま・いっかと思った。

それは、ドキドキしてたから。

そんなことを考えている時間はなかったのだ。

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