※ただし、あたしは大嫌い。




「何で!あたし達親友じゃん!?」


「嫌なもんはヤダー☆」


「そんなぁ!!」







「超優しいこの俺が見せてやらないこともないけど?」





バッと空気を切る音が聞こえるくらい勢いよく振り向くと、頬杖をついた若宮が面白そうにこっちを見ていた。





なんか若宮が優しい!?!?





「気持ち悪!!」



「殺すぞブス」





いや、でもコイツ頭いいしな…



ここで見せて貰わない手はない!!




「見せて!!」



「いいけど…


そのかわり、俺にチョコ作れよ?」





やられた。





目的はそれか!!






くっ…卑劣な手を!!!!






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