大好き

「んな事ねぇよ…唯花は十分可愛いって。」

「お世辞なんかいらないよ…」

かすれた声で私は呟く

「俺が言ってんだから、素直に受け取れよ」

「うん…ありかと」

「いいえ。」

ポンポン

っと私の頭を撫でる

暖かくて大きい手

少しは拓海の事を忘れられたかな

< 33 / 48 >

この作品をシェア

pagetop