虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


あー、早く帰りたい。   


うん。もう帰ってしまおう。



一応謝ったしね!



「とにかく、すいませんでした。わたし急いでるんで」



・・・我ながらいい切り抜きだと思う。


相手はもう何も言ってこなかった。


それを良い事に、横を通り過ぎる。



家に着くころには、空には星が瞬いていた。
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