虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
「そこ、黙っててください」
わたしは隊士達に向かっていった。
無茶な試合っていうことは分かっている。
でも、勝てば・・・勝てば土方の秘密をばらせるのだ。
さっきの仕返しだ、恥をかけ土方!
苛立ちのあまり“さん”が消えているが気にしない。
「両者構えて・・・始め!」
わたしが心の中でそんなことを考えているとは知らずに、開始の合図を送る土方。
・・・馬鹿なやつ。
そう、思いっきり心の中で笑ってやった。