虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


*藤堂side*


僕の部屋で眠っている睦月は、とてもやつれていた。


昼の巡察の時、倒れた時はすっごく焦った・・・


顔は真っ青で額に脂汗浮かべているのに、大丈夫だと言い張る。


あげくの果てに置いて行け、なんて言いやがった。


無理するなって言ったのに・・・なぜか怒りが沸いてきた。



「・・・おい睦月。お前いい加減にしろよ!」



気が付くと、僕は睦月に怒鳴っていた。







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