虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「そうですか。では失礼します」



そういい、わたしは土方の部屋を飛び出した。


湿っぽい廊下に、湿っぽい空気。


どこか、わたしの気持ちもそこに入り込んだ気分だった。



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