虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
「別にいいけど」
とにかく、何でもいいから気をまぎわらしかった。
「何してるんですか~?二人とも」
部屋に入り、一条とお茶をしていると、後ろから沖田さんの声がした。
「あ、沖田さん!稽古お疲れ様です!」
部屋に帰ってきた沖田さんに正座で、背筋を伸ばして喋る一条。
ちょっと・・・いやかなり変。
未来の一条を知っているわたしにとっては、気味が悪くて仕方ない。
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