虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


歩き続けていると、だんだんばててくる隊士が増えてきた。



「少し休憩するか」




それを見兼ねた芹沢さんの言葉にみんな地面にへたり込む。


だらしない・・・と呆れたように溜息をつく芹沢さん。



その様子に苦笑する藤堂さん。


わたしはそんな藤堂さんの横に立っている。


上手いこと藤堂さんの影に隠れたわたしは涼しいのだが・・・


わたしの反対側では陽炎が見える。

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