虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「一君、大丈夫?」


「・・・あぁ。もう治った」



さっきよりも顔色の良くなった斎藤さんは、沖田さん達と話している。


ここは、吉田楼。


今は元気になっている斎藤さんをここで介抱していた。



先程まで、力士に対して怒っていた芹沢さんも落ち着いたようで・・・


今は、ぼんやりと窓の外を眺めている。


だから、外の異変にいち早く気付いたのも芹沢さんだった。


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