虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


縁側で、ぼんやりと空を眺める。


浅葱色の空。


彼らの色。


それに染めたのは・・・芹沢さん。 この人だ。



「すみません。芹沢はん居はるやろか?」



その声のした方を見ると、とても綺麗な女の人が立っていた。



「はい。前川邸の方に居ると思いますよ」



もしかして・・・





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