虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「睦月、お前は残れ」



みんなが部屋から出て行く中、わたしは土方に呼び止められた。


なんにもした覚えは無いので、呼び止められる意味が分からない。


せっかく立ち上がったのに、すぐにその場に座らされた。


近藤さんと土方を交互に見てみる。


二人とも、少し厳しい表情をしている。



「睦月君・・・今回の件だが、絶対に無茶をしてはいけないよ」


「今のお前には、言う必要の無いことだとは思うが・・・」



何か、怒られることをした訳ではなさそうなので、ほっと胸を撫で下ろす。


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