虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


真っ暗な壬生寺の境内。


そこに並ぶ、隊士達・・・



「では、皆行ってくれ!!」


「「「はいっっ!!」」」



近藤さんの掛け声に、声を張り上げる。


ぞろぞろと、土方隊の人達が歩いていくのを見送る。


残ったのは、数少ない隊士達と、幹部の人達。



この人数で、戦わなくてはいけないのだ。


だけど、皆に怯えのような表情はない。


むしろ・・・士気が高まっている感じなのだ。


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