虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


この情景を見た人は、まさかこの人が遊女の天神の位だとは思わないだろう。



まあ、こんな明里さんだからこそ山南さんを、一途に想えるんだと思う。



いまだに怒りを露にする明里さんを引きずり、わたしは山南さんのいる部屋へと向かった。


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