虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


腕に力が入らず、竹刀を落としてしまった。


これは、まずい。


藤堂さん達に見つかったら、面倒くさいことになる。


どうやって隠すか・・・



「あ、睦月! おはよう」



道場に入ってきたのは、藤堂さんだった。


まずいと思った時には、目の前に藤堂さんがいた。



「お・・・はようございます」


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