虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「まぁまぁ、中に入りましょうよ。ね?」



よく言った沖田!



「まぁ・・・そうだな」



額に青筋を浮かべたまま、土方は苦虫を噛み潰したような顔をする。


渋々、といった感じで塞いでいた襖の前をどいた。


そういい、土方(?)はわたしたちを中に通した。



昔の、畳と木の匂いのする部屋に、わたし達は足を踏み入れた。

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