虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「じゃあね、鈴ちゃん」



手を振りながら、屯所を出て行く明里さん。


その顔には・・・


眩しい程の、笑顔があった。



明里さんなら・・・これから先も生きていけるだろう。


だって、あの人は強いから――――



さあ、わたしも心を決めて行かないと。


・・・土方の部屋へ。


完全に目的を忘れていたわたしは、早足で部屋へと向かった。


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