虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
そりゃ・・・わたしの母さんは美人だったよ?
当然、わたしは母さんより劣ってるけど・・・
そんなあからさまに比べなくってもいいのに。
「今もそうだけど、小さい時の鈴・・・凄く可愛い!!」
「な――――っ//」
恥じらいもなく、言葉を放つ平助君。
わたしは、近くにあった枕を平助君に投げつけた。
そして、そのまま布団に潜り込む。
「えっ、鈴? 怒っちゃった?」
メニュー