虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


『睦月組長、なんかやばくね?』


『確かに・・・せっかく組長になったっていうのに・・・


何か、暗いって感じ』



稽古中に、コソコソ話す隊士達。


わたしは、その方をギッと睨み付けた。



「そこ、素振り追加してもいいの?」



静かに言った。


でも、既に稽古を始めて5時間は経っている。



その状態で、さらに素振り追加すると・・・


もう、地獄のような光景を目にすることになる。

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