虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
だんだんと見えてくる、宴会場所。
賑やかで、明るいその店の前には・・・
御陵衛士の面々が、既に来ていた。
「遅くなってすみませんなぁ、伊東さん」
「いえ、私達も今来たところですわ」
作り笑いで、仲良さげに話を弾ませる、近藤さんと伊東。
伊藤のあの話し方・・・本当にイライラする。
もう少し、マシな話し方が出来ないのだろうか?
げんなりして、視線をずらすと・・・
御陵衛士の中に、あの人の姿があった。