虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


・・・斎藤さんは、あんな風に言ったけど。


わたしは、後悔しなくてもいいのに、と思う。


だって、別に悪いことはしていないから。


全ては、近藤さんの為・・・


新撰組の未来の為なのだから。


だけど、そこも真面目な斎藤さんらしいんだけど。



空を見上げる。


曇りなき、澄み渡った夜空がわたしを見下ろしていた。



この空を・・・また、これからも・・・


平助君と見ることが、出来るのだろうか?


< 693 / 858 >

この作品をシェア

pagetop