虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


いつまで経っても帰ってこない、あいつらに苛立ちと、不安が募る。


こっちも、永倉、原田、睦月・・・


剣豪を揃えて、向かわせたはずだ。


なのに、何に梃子摺っているのだろう?



『おいっ、土方さんと救護班呼んでこいっ』


『分かったっ!!』



屯所の前が、騒がしくなってきた。


それと同時に、ムッと血の臭いがする。



まさか・・・誰か、怪我でもしたのだろうか?


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