ハンドパワー
なんで?
どうして新くんは、私を悲観しないの?
大袈裟かもしれないけど、そうしてくれた方が楽なのに。
「あ!
昨日は家に帰ったの?」
「いいや、帰ってないよ。
人生初の学校での宿泊♪」
「そうなんだ…
1人でかわいそうに」
「1人じゃなかったよ。
周りに僕のこと心配してくれる先生とかがいたから」
「そっか」
まぁとりあえず、この人が元気で良かったよ
そう思いながら、外の方を見た。
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