ハンドパワー

「死んじゃうんだよ。  苦しみながら」

「イヤだ!  温秘死にたくない!」

「そうでしょ? だから火を使わないでね

もちろん他の人にも、こういうことしたらダメだからね」


「うん、わかってるよ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


また夢か…


気がついたら自分は、笑顔になっていた。

お母さん…



そしていつの間にか帰ってきていた、合田さん。

「温秘、俺学校辞めたから」

「そう。


・・・・え?   何で?」

「俺、働くことにした」

「何でまた、急に?」


「俺たちが生活できてるのは、渡辺さんのお陰なんだ」

「渡辺さん?  何で?」
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