ハンドパワー


そう思ってたら新くんが私がいるベッドに上がり、抱き締めてくれた。

「どうしたんだよ…  大丈夫か?」

本当は今すぐにでも、新くんから離れたかった。


でも…  両親をあんな目に遭わせた上に、忘れていた自分に
苛つきや悲しみなどの感情が芽生え、ただただ涙を流すことしかできなかった。


「私… 私は
  両親を殺したんだ」

「えぇ?」

驚いた新くんだけど、離れてくれない。


「しかも殺したのに、忘れてたんだよ。 最悪だよ」
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