ハンドパワー
だってそれが事実だとしたら…
あいつに教えられて、何もかも人生を狂わされる気がするから。
本当の事実を改造することだってあり得る。
やだよ…
私はもう一度眠ることにした。
そして数時間すると、目が覚めた。
過去を思い出すこともなく。
起き上がると、前に人影が見えた。
ハルは勝手に私の部屋に入ることは、よっぽどのこともないから…
そして私は俯いた。
「起きたんだな」
声がすると、私はその人の方を見た。