ハンドパワー
「ダメだよ!!
ここにいてよ!
そばにいてくれないと、心配だよ…」
いざというときのことを考えて、お兄さんを近くにいさせたかった。
それなのにお兄さんは、心配しなくても大丈夫だ。
と言って、私に近づこうとしなかった。
そして私は、お兄さんのことを信じて、火を点けることにした。
シュッ
「おー」
初めて火を点けて、少し感動した。
そして少し湿っているヒモをつけた。
するとその瞬間…
シュワーーー
ものすごいスピードで紐に火が伝わった。
家に置いてある紐にも、火が伝わった。
数秒後―――