ハンドパワー

「その人が出てくる前に寒気がして、気になったから」

新「そう…」

「蘭、ゴメン…  大丈夫?」

蘭「ゴメン…  私こういうの、ここまで苦手だって知らなかった」

「そっか」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「いや〜〜!!
あつぃちゃん、やめてよ!」

「ゴメンね、本当にゴメンね」


何で?
なんであの子は泣いてるの?

なんであの子は私をそんなに拒んでるの?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今でも謎。

新「温秘ちゃん?」

「ああ、ゴメン。 何でもない」


こんな辛気くさい空気の中、先生はそそくさと
教室のドアを開けて教室に入ってきた。
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