ハンドパワー

「じゃあな。  また明日」

「うん」


そして私は家に帰った。

「どうしたんだよ、大丈夫か?」

「うん。 大したことなかったよ!
……春さん」

「え?
今俺のこと名前で呼んでくれたよな?

な?な?」

この人、スッゴク喜んでる。

なんでそんなに笑えるんだ?

「さぁ?  どうでしょうね」

そしてまた部屋に戻る私。
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