何様?俺様!?王子様!?




言葉を失った。



震える体を一生懸命抑えながら
ひとつひとつ話す一愛___







「……それからも、毎日のように体を求められ
嫌がったら殴られて……怖くて怖くて…家から出なくなった。


それから、受験生になって
誰もいないようなあたしを知ってる人がいないような学校……今の学校に来たの」






一通り話し終えると、




「だけどね、遊威__」


「ん?」


「ファーストキスは……遊威だよ」




そう、最後に付け加えた___










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