シークレット?スキャンダル!
そんな俺の想いは他所に、綾斗はのんびりコーヒーを飲んでる。
「親父がいまこっちきてて、日本がやばいって言ってたぞ」
「そうなんだ」
「知らなかったのか?」
「騒がれてるっては聞いてたけど、それ以外の情報は麗美ちゃんが教えてくれないからな」
「麗美さん、怒ってなかったのかよ」
「んー。怒ってるより、焦ってたな」
「怒られなかったんだ…」
「父さんがいたからな。麗美ちゃん、父さんには敵わないから」
麗美さんですら敵わない人…。
まじで綾斗の父親が誰なのか不思議でたまらない。
「光は?」
「ん?」
「光は怒らねぇのか?」
「んー。いや、もう、うん…。なんだなあ…」
怒るって気にはならないんだよな…。