水面に映る影は永遠へ続く


逃げるなんて卑怯だと思う。



でも、今は彼とは会いたくも、話したくもなかった。



後ろを振り向かずにとにかく走った。



ブチッ。



ふと後ろから何かが切れる嫌な音がした。



恐る恐る振り返ってみると、土方さんが鬼の形相で私を見ていた。



私は土方さんならぬ鬼方さんから逃げる為、走り出す。



が、後ろから鬼方さんが物凄いスピードで追いかけて来た。




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