水面に映る影は永遠へ続く


「可愛い玄孫の幸せの為です。私も現代に帰らず、未来を変えなくて済む方法を探してみますから」



影時は私の頭を撫で、部屋を出て行った。



私はその場にただ呆然と座り込むしか出来なかった。



足元が崩れ落ちるような感覚に陥った。



運命は残酷過ぎる。



私はやっぱり、幕末に残っていたら駄目だったんだ…。





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