水面に映る影は永遠へ続く


「分かってるよ。今、影時が良い方法を探しているから泣くな、妃絽」



土方さんは背中をそっと撫でてくれる。



すると、縁側の方から物音がした。



音がした方を見てみれば、噂をしていた影時が立っていた。



「良かった、妃絽。目が覚めたんですね」



影時は安心したように肩を落としていた。



私、皆に心配かけてたんだな…。





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