水面に映る影は永遠へ続く


すると、影時は私に近付いて来た。



「妃絽、お願いがあります。私のことを『おじいちゃん』って呼んでくれませんか?」



「おじいちゃんって…。どういう意味?」



私って、影時とどんな関係なの?



「言ってませんでしたね。貴女は私の玄孫なんですよ」



私が影時の玄孫…?



影時は優しい笑みを浮かべていた。



影時が私のおじいちゃん…。




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