水面に映る影は永遠へ続く


「無事に産まれてくれよ…」



土方がそう願っていると、襖の向こうから産声が聞こえた。



室内にある視線が同時に産声が聞こえた襖の方へ向けられた。



そして、すぐに産婆が中から出て来た。



「産まれたよ。元気な男の子だよ」



土方は隣の部屋へと飛び込んだ。




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