水面に映る影は永遠へ続く


声の方を見れば、ほとんどの子供達がそこに立っていた。



「夏樹君と繭ちゃん、らぶらぶだぁ!」



「うらやましい!」



子供達はキャッキャッとはしゃいでいる。



見られちゃったか…。



俺は頭を抱えたくなったが、繭の反応を見て、それが吹っ飛んだ。



繭は子供達に見られたのが、恥ずかしかったのか、茹だこのように顔を真っ赤にしていた。



繭のそんな姿が凄く愛しく感じた。




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