水面に映る影は永遠へ続く


「まずい…」



頭上から藤堂さんの焦ったよいな声が聞こえた。



「やっちまったな、平助」



それを慰める原田さんと永倉さんの声。



誰一人として、池に落ちた私を助けようとしない。



私は頭に乗った藻を取った。



その瞬間、思い切り雨が降って来た。



ムカつくことに三馬鹿がいる場所は木の下。





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