水面に映る影は永遠へ続く


彼は私の反応を楽しむかのようにまた腰を撫でる。



「や…っ」



「ん?この傷って…」



ふと土方さんはもう片方の手で太股に残る傷痕に触れて来た。



「…っ」



この痕は初任務とその後の任務で出来たモノだ。



すると、彼は傷のある腕に唇を寄せた。



唇が触れた途端、無意識に身が強張った。



しかも、太股の傷痕も同時に撫でられる。




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